書評

研究者向け「すごい分子 世界は六角形でできている」の書評というか感想

科学を誰にでも楽しめるように書くということ すごい分子 世界は六角形でできている 佐藤健太郎 著 佐藤さんの新刊が出た 有機化学美術館はご存じだろうか?まぁ、このサイト見てくれている人なら、だいたい知っているだろう。 専門家でも、有機化学を...
学生必修事項

理系の卒業論文発表・修士論文発表要旨:書き方で気を付ける点のまとめ

卒論発表・修論発表要旨を書く上で守るべきこと 卒業論文の季節になってきた 理系の学部四年生や修士二年生はそろそろ卒業が見えてきましたね。実験の進捗はいかがでしょうか? データなくて死にそうな人も、いい結果山盛りな人も、最後のひと踏ん張りで頑...
最新論文紹介

ひずみのない炭素-炭素結合の触媒的切断:ビアリールをロジウム触媒でぶった切る話

ビアリールをロジウム触媒で切断する!? Catalytic activation of unstrained C(aryl)–C(aryl) bonds in 2,2′-biphenols Nat. Chem. 2019, 11, 45. ...
最新論文紹介

リグニンの有機合成的利用:メチル化剤になるし、エポキシと二酸化炭素の環化付加もできる!!

リグニンでメチル化&炭酸プロピレン合成 Selective utilization of methoxy groups in lignin for N-methylation reaction of anilines Chem. Sci. ...
コラム

有機化学論文研究所2018年人気記事とおすすめ記事!あと今年の気付きとか来年の抱負とか

2018年を振り返ろうか 2018年の人気記事とおすすめ記事 どうも、人気記事と入力しようとしたら任期記事に変換されて萎えたもろぴーです。 任期があるっておそろしいですね。この世界では短くない5年任期という立場ですが、一度会社人経験している...
女子高生と学ぶ有機化学

女子高生と学ぶ!エノラートのアルキル化:カルボニルのα位で起こるSN2反応

女子高生と学ぶ有機化学まとめはこちら 前回はこちら カルボニル化合物のα位を修飾する基本の反応 勇樹 博士課程二年で専門は有機化学。金がなくて家庭教師を始めた。話は脱線しがち 理香 そこそこの進学校に通う女子高校生二年。受験も遠く意識低め。...
最新論文紹介

世界最長の長さを持つ炭素-炭素結合を目指す話:かさ高くしたり、環で縛ったり、カルボラン使ったり

長いC-C結合を目指して 有機化学の最も重要な結合 有機化学は炭素の化学といわれている。 炭素は炭素とくっついてどこまでも伸びていくし、多重結合も極めて安定で、バリエーション豊かな構造を容易に生み出せるからだ。 炭素-炭素結合の性質を調べる...
コラム

研究者のしゃべり場イベントレポート:背景・集客・内容・感想・反省など

初めてのイベント開催で感じたことなど そもそもなぜこんなイベントしようかと思ったかというと いい研究って何か?、これは非常に大事な問題に思える。学生のころから、ず~っと心に引っかかっていた問題だ。 もし、いろんな人と議論して、みんなが納得で...
コラム

いい研究とは何か?いろいろな背景の研究者と一緒に議論してみる

いい研究について大真面目に議論する 研究者のしゃべり場というイベントを企画しました。(イベントレポはこちら。) お題は「いい研究って何?」というシンプルかつ難しい問題。 この一見答えのない問題に対し、修士過程、博士課程、ポスドク、アカデミア...
学生必修事項

文献紹介におけるGoogle翻訳の使い方:論文翻訳における不自然な言い回しについて。

Google翻訳に使われてはならない 論文読むうえでの21世紀の新ツール 私のような30歳の人間より上の世代と、私より若い世代は論文の読み方が大きく変わっているのだと思う。 翻訳ツールの劇的進歩だ。 昔のyahoo翻訳やexcite翻訳はく...