2018-01

最新論文紹介

Science誌:ナノグラフェン合成はパラジウム触媒で簡単に。縮環ダイマー化

時代が要求する反応 Synthesis of partially and fully fused polyaromatics by annulative chlorophenylene dimerization Science 2018, ...
コラム

理系・化学系の研究室の選び方:就職やコアタイムなどについて

研究室を選ぶ季節がやってきた 学生時代の研究室のサイトを見ていたら、学部生向けの研究室見学の案内が出ていた。 そっか~当たり前だけど今年も四回生が研究室配属でどの研究室を選ぶかバタバタするってイベントがあんのね。 あの時期は嫌になるくらい嘘...
有名反応・試薬・概念

還元的アミノ化 / reductive amination:基本と触媒の進化

還元的アミノ化 / reductive amination 反応概要 ケトンもしくはアルデヒドとアミンからイミン(二級アミンの場合はイミニウム)を発生させ、ヒドリド還元剤と反応させて対応するアルキルアミンを得る。 図1. 還元的アミノ化 反...
有名反応・試薬・概念

酸化還元電位の見方と注意点:可視光レドックス触媒の酸化電位 /還元電位

酸化還元電位の注意点 またまた質問箱の投書より:酸化還元電位について 酸化還元電位の見方についての質問をいただいた。 【可視光レドックス触媒の酸化還元電位チャート】 このサイト内の数字の意味がよく分からないのですが、もし宜しかったら教えて頂...
研究者の研究

David W. C. MacMillan, 第八回:フィードバックできそうな事・戦略編

第一回はこちら  第二回はこちら  第三回はこちら  第四回はこちら  第五回はこちら  第六回はこちら  第七回はこちら 我々にも活かせることはないだろうか? ここまで七回に渡ってMacMillan先生の研究を一通り紹介してきました! ほ...
コラム

自分のためになる記事の中で需要が高そうなものを目指す:ブログ方針の話2018

2018年の方針に基づくテコ入れについて 試行錯誤なう。 昨年11月、急にはじめた有機化学論文研究所ですが、おかげさまでちょっとずつ見てくれている人が増えているようです。 はじめて二ヶ月ちょっとですが、結構試行錯誤の日々で、何度も方針をころ...
女子高生と学ぶ有機化学

女子高生と学ぶグリニャール試薬&カルボニルへの求核付加反応!

女子高生と学ぶ有機化学まとめはこちら 前回はこちら 電気陰性度とグリニャール試薬のお話 勇樹 博士課程二年で専門は有機化学。金がなくて家庭教師を始めた。話は脱線しがち 理香 そこそこの進学校に通う女子高校生二年。受験も遠く意識低め。勇樹の授...
コラム

有機合成がつらい:もし研究テーマが好きになれないならどうしようか?

合成が好きになれない 質問箱にこんな投書が届いた。 "どうしても合成が好きになれないんですが、どうしたらいいでしょうか、、、" んーわかる。。。あるよね、そういうこと。(-_-;) 私も学生の頃、似たような悩み抱えた時期はあるよ。 そういう...
最新論文紹介

Science誌:筋肉のような自己修復する静電アクチュエータ

Hydraulically amplified self-healing electrostatic actuators with muscle-like performance Science 2018, 359, 61. E. Acom...
最新論文紹介

JACS誌:光でトリフロオロメチル基をアルキル化する

Catalytic Defluoroalkylation of Trifluoromethylaromatics with Unactivated Alkenes J. Am. Chem. Soc. 2018, 140, 163. Heng...