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21世紀学術専門書不要論
手が届かない専門”書”は必要なのか? *この件はぜひみなさんのご意見を聞かせてほしいです。 みんなお世話になる専門書 本当に学問的な知見を集めた『専門書』といわれる本がある。そんなに売れる本ではないが、その分野を学ぼうとする人には大変ありが...
アセトニトリルと水の混合は吸熱反応でメタノールと水は発熱反応な話
溶媒を混ぜると温度が上がる?下がる? Non-ideality of binary mixtures Water-methanol and water-acetonitrile from the viewpoint of clusterin...
星(コレスポンディングオーサー/責任著者)は誰のために輝く??
責任著者とは誰の事か?? ここ数年ですごく変わった?? 自分と同世代の若手研究者とお話ししていると、「あいつ、ついに星付きの論文だしたな」みたいな話題が出たりする。 星、というのは論文の著者名の右上にある*のことで、その論文の責任著者である...
講演会の質疑応答や議論を盛り上げる:ポストイット質疑応答
初めての講演会で試した質疑応答のやり方 講演で実験 先日、千葉工業大学にて講演する機会を頂きました。 ホストの原口先生は、私と大学の同級生ながら、すでにPIの新進気鋭の研究者(原口研究室)。昔からの知り合いということコミコミで、第一回有機化...
ムーンショット型研究開発制度にかかわるビジョナリー会議:議事要旨 感想文
ムーンショットって何をしようとしているのか?? 今話題のムーンショット 国家プロジェクトとして、「破壊的イノベーションの創出」を目指すという、今話題のムーンショット型研究開発。 予算は1000億円ということで、様々な研究者の度肝を抜いた。 ...
香料の化学2:プロフレグランス~長続きする魔法の香料の仕組み~
香りが長続きする有機化学を駆使した分子 Controlled Release of Volatiles under Mild Reaction Conditions: From Nature to Everyday Products Ang...
日本化学会第99春季年会(2019)@甲南大学:感想
日本化学会第99春季年会(2019) 甲南大学岡本キャンパス 2019. 3. 16-19. 日本化学会年会に参加しました! アカデミックキャリアをスタートさせて初めての年会なので、若干緊張。 逆にいうと、新鮮ともいえる年会。 学会報告はい...
サイエンスバー FRACTAL と境宏樹さんの話
今、有機化学に一番命を注ぐ人:境宏樹 いろんな人に会う中で、最強の人に出会えました twitterを始めてからというもの、色んな人に会うようになりました。 とんでもなく賢い人、めちゃめちゃいい人、変わった趣味の人、面白い活動してる人、本当に...
学振DC1・DC2の採択結果は出身研究室で決まってしまうのか?~どう申請書を書く??~
DC1・DC2採用格差を打ち砕け 学振DC1・DC2の採択率の現状 博士課程に進学する人にとって、最も深刻な問題は「金」だ。 どんなにすばらしいモチベーションがあって、優秀であっても、お金を払えずに博士進学をあきらめた人は多い。これまで何人...
香料の化学:香りの構造~トップノート・ミドルノート・ベースノート~
有機化学で香料とは何か考える 香り創りという芸術 私は会社にいたとき、香料に関する部署に所属していたんですよね。 そこで、少しだけ香りの勉強をさせてもらったのですが、一番面白かったのは香りの作り方、つまり「調香」だ。 僕らは普段、「香りがど...