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My Research

 
  2019/08/02

イオンとラジカルを用いた有機分子変換

研究モチベーション

小さな分子を組み立てることによって、医薬・香料・農薬・プラスチック・有機ELなど、我々の生活を支える分子を組み立てることができる。

分子を組み立てるためには、分子を変換する手法(有機分子変換法)を欠かすことはできない。そのため、過去の偉大な研究者によって、さまざまな有機分子変換法が開発され、有機合成は日々進歩してきた。その進歩の速度は驚異的だ。

ちょっと昔では考えられなかったような、高選択性かつ高収率の、完成度の高い有機分子変換が連日のように報告されている。その結果、有機化学の分野において、目に見えたわかりやすい問題は少なくなってきている。

この成熟した有機化学という分野において、私が目指すのは、定跡からはずれたような有機分子変換を見つけること

そして、ささやかでもいいから新しい価値を提案したいなぁ、と思っている。

私の研究モチベーションはそんなところ。

 

イオンやラジカルを用いた分子変換

私は学生時代培った経験と、所属する狩野研究室の知見を活かし、イオンやラジカルを用いた有機分子変換法の開発を進める。

・イオンの特異な電子状態を利用した分子変換を開発
・イオン性の典型元素の新たな反応性を見出す
・ラジカルイオンを利用した有機反応開発

その具体的な成果は徐々に明らかになっていくだろう。

C5 chemistry

ユニークなドナーアクセプター電子構造を有するストレプトシアニンをC5源として用いる分子変換法を開発する。この分子の特異な電子構造をフルに活用し、従来の合成法とは全く異なる有機分子合成法の確立を目指す。

Chem. Commun. 2019, 55, 8575-8578. :解説記事はこちら

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