エンターテイメントとしての論文読みのススメ:マンガ的に論文を読む

   

論文を読むのは結構エネルギーを使う。

「え?ここどういうこと?」
とか
「これ新規なんか?」
とか
「そもそもこの略語なんやねん?」
みたいな事を考えつつ、調べながら読まなければならないので疲れる、疲れる。(-_-;)

かといって、論文読まないとなかなか最近の化学の流れをフォローできない。

 

海洋堂センム宮脇修一さんの言葉

修士の頃、この悩みから脱する言葉を知った。

模型制作会社の海洋堂のセンム、宮脇修一さんの言葉で

「模型の疲れは、模型で取る」

、、、おぉ、、、なるほど
我々に言い換えると

「論文の疲れは論文で取る」

という事ですね。(^_^;)
あほらしく聞こえるかもしれないが、修士から実践していて、なかなか有効だと思うのでシェアしたい。

まー既にやってる人も多いと思うので、有機化学始めたばかりの学部生向けという事で。(^_^;)

 

エンターテイメントとしての論文読み

まず今回提案する論文の読み方の目的は疲れを癒すことである。だから普通の勉強としての読み方とは根本的に姿勢が異なる。

ポイントはマンガのように論文を読む事。

1. 絵でだいたいわかる論文を選ぶ
いちいち文字を読むのは日本語ですら辛い。ましてや論文は英語。
絵でだいたいわかりそうな論文を選択しよう。

2. タイトルと絵で結論を予想、結論を確認
絵でだいたいわかりそうなら次はタイトルを読む。
そして結論を予想してから、結論だけ読もう。
ここで結論が予想と違うならそれは読むのにエネルギー使う論文なので他の論文にしよう。

3. 気になる絵の部分だけ読む
絵を見ていると、「お?ここなんて書いてるんかな?」みたいに思う事がある
その図や式の番号を本文中で探して、説明が記載されている周辺だけ読もう。

4. リファレンスを辿らない
そんなんするから疲れる。
どうしても気になる時だけにする。

5. 無責任に心のなかで評論する
「こんなんよー見るし、なんでjacsやねん?つまんねーな!」
とか
「おぉー流石〇〇先生!美しすぎる~!やっべーすげーわ!」
とか

無責任に論文を評論しよう。
これが結構楽しい。
読み落としがあるかもしれないが、読み落とされる書き方した著者が悪い。
これはもちろん暴論だが、心のなかで思う分には咎められる筋合いは無い。

ここで注意したいのが、無責任に論評しているという事をちゃんと自覚しておく事。
人と議論する時など、心の中から外に出すときは、精読してからにしなければならない。
特に批判する時はこの読み方を根拠にしてはならない。

 

この読み方の利点

・疲れず楽しい。エンターテイメント
この読み方をすれば、慣れると一報あたり15分程度で論文に目を通す事ができる。
しかも「自分が知らないこと知れる」とか「著者が実験事実を通して何を主張するか楽しむ」といった論文を読む楽しみの7割くらいは保たれている。
頭使わず、マンガを読むように論文を楽しむ。
結構楽しいですし癒されますよ!\(^o^)/

・論文の読み方に幅がでる
今回は極端に手を抜く読み方を紹介したが、当然もう少し力を入れて読んでもいい。
大事そうなリファレンスは何個かみたり、メカニズムの説明だけはしっかり読んだり。
最大限にサボって論文を読む方法を覚えれば、2割の力、5割の力、8割の力と、どのくらいの力を入れて論文を読むのか自分で選択肢する事ができる。

これは本当に役立つスキルだと思います。

・なんだかんだ経験値が増える
やっぱり目を通した論文の数って大事。
こんな適当な読み方でも目を一度通しておけば確実に経験値になる。

そういえばあんなんあったなー

的な事が絶対でてくる。
必要ならそれから精読すればいいじゃん^o^

 

今回の方法はあくまで疲れたときの息抜きで、精読を置き換えるものではないのですが、純粋に楽しいのでオススメです☆

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